cciersv5’s diary

海外で働くネットワークエンジニアがCCIEを目指す (*2017/5/19 目標達成)

CCIEラボ試験 受験記

今日私の住んでいるシンガポールでラボ試験を受けてきました。
はじめてのCCIEラボ試験受験記を書いていきたいと思います。

会場の集合時間は8時半なので余裕をもって会場入りする為に、今朝は6時に起床しました。
前日は良く寝て体調万全の状態で臨みたかったのですが、緊張と興奮と寝付けなくて、
結局朝3時まで勉強してきた資料を見直していました。
少しは睡眠が取れましたが結局体調は良くないまま、タクシーで試験会場入りすることになりました。

会場に30分前に到着。受付でプロクタから受験の説明をうけた後、
好きな昼食をメニューから選ぶように指示がありました。
メニューには10種類ぐらいのアジア圏でおなじみの料理がありましたが
私はなじみのあるチャーハンとチキンウィングを選びました。

今回の受験はR&Sが6名、Securityが2名、Wirelessが1名、
半数以上がシンガポール外からの参加で日本人は私だけでした。
ベトナム、インド、マレーシア人と白人も一人いました。
会場の部屋には財布、携帯など全て持参したバックにしまい込むよう指示があり、
持ち込み許可されているものは、薬とペットボトルや水筒の飲み物だけでした。
荷物を預けて着席するとデスクトップPCでモニターが2つ用意されていました。

ログイン画面で自分のIDを入力した後、T-shootセクションから開始しました。
操作するとすぐにパソコンの動作が遅い事に気が付きました。
PCのメモリが足りなくて、動作が遅いような感じです。
反応が遅くて、ときどき砂時計マークがでてきます。。。
プロクタにパソコンを変えてもらうと思いましたが、みんな同じ環境で受験しているので
このまま続行する事にしました。
順調に問題点をみつけましたが、難しい問題にかなり時間を費やしてしまい
結局、2時間半を使って3問不明確な状態で終了しました。

DAIGセクションは2問。1問は簡単でしたが、
もう1つの問題でパケットキャプチャから読み解く問題が確信が持てずに終了。

CFGセクションの問題をざっと目を通した後、午前が終了し、ランチタイムへ。

ランチタイムではT-shoot、DAIGの出来が思ったより悪かったので、
CFGセクションで満点近くとらないとPassしないだろういうプレッシャーと
寝不足もありフラフラしながら食事しました。
思い返すとこんなに味わったことない食事はなかったのではないか思います。

食事を終えるとすぐに会場入りし、CFGセクションを再開。
1/3ぐらいは順調に設定していきました。
多数の機器のコンフィグとtopologyとNotepadを活用していましたが、
やはりPC動作が悪く、投入コンフィグは思い浮かぶものの、
適切なInterfaceやVLANの確認にかなり時間を要しました。

会場ではここシンガポールらしく空調がかなりきつく寒かったです。
ほとんどの受験者がジャケットを持参していた理由がそこでわかりました。
運悪くエアコンの真下にいてジャケット持ち込まなかった私が震えながら手を動かしていると、
プロクタが温度を下げようかと声をかけてくれました。

即座に「Yes, Please」と涙目で答えると、
会場にメンテナンスガイが入ってきて、

エアコンの温度がさげれなかったのか
エアコンの口をガムテープで塞ぎはじめました。
すると、すぐにエアコンの隙間から「ぴゅー」という雑音が生じて
受験者全員にイヤーマフが配られる事態になりました。

途中音が「ゴゴゴボー」という音に変わり、
会場の受験者全員がまったく集中できなくなりました。
なんだか私が申し訳ない気分になりつつ、エアコンをガムテープで防ぐ手法は
ないんじゃないかなと思っていると
受験会場関係者が何度かエアコンを調整していました。

あっという間に残り1時間になりましたが、1/3が完了していなかったので、
手を付けていなかった問題から回答していきました。
このころには疲労がピークを越えて、キーボードを打つ手がかなり重かったのを覚えています。
残り10分の声がかかり全部の機器でコンフィグを保存したあと、試験を終了しました。
疲労困憊で席でうなだれている私をみかねたのか、同じ受験者のシンガポール人が肩を叩いて労をねぎらってくれました。

会場を出て今回はFailしたことを確信し、
冷静に次回のスケジュール、対策を考えながら帰路へつきました。

自宅へ戻るとベットに倒れ込み緊張がとけて、泥のように眠ってしまったようで、
夜中に目が覚めて、今この受験記を書いています。
はじめて受験だったので今回合格できる事を期待していませんでしたが、
今正直にくやしさがこみ上げてきます。
自分の実力の無さの実感とこのくやしさが次回合格への原動力になると思います。

次回は2カ月後、日本で受験したいと思います。

以上、はじめてのCCIE R&S受験記でした。